1959-03-16 第31回国会 参議院 予算委員会 第11号
たとえば日米カナダ条約にしましても、あるいは日ソ条約にしましても、ただいま言っているところの李承晩ラインにしましても、あるいはオーストラリアのアラフラ海の問題にしましても、資源論という名前を表に立てて、実際においては各国ともおのずから自分らの権益を伸ばしていこうとしている。それに対する防ぎ方が足りないのじゃないかというのです、私のは。
たとえば日米カナダ条約にしましても、あるいは日ソ条約にしましても、ただいま言っているところの李承晩ラインにしましても、あるいはオーストラリアのアラフラ海の問題にしましても、資源論という名前を表に立てて、実際においては各国ともおのずから自分らの権益を伸ばしていこうとしている。それに対する防ぎ方が足りないのじゃないかというのです、私のは。
日ソ漁業委員会もそういうふうな段階の経緯をたどって今日おるようでありますが、一番先の資源論の問題ですがね、資源論としましては、この日米カナダ条約にしましても、日ソ漁業条約にしましても、この資源を確保するということを一つのテーマにして、それに藉口して日本の漁業の規制をしておると、こういうふうにわれわれは見ておるんですが、日本の立場からいって、しからば、日本の方ではそうした資源の培養をしておらないかという
さらに今の日・米・カナダ条約等によって日本が行けない、あるいは太平洋におけるところの原水爆弾の実験等によって、これまた太平洋で十分にできない。
行けないどころか、最近のいわゆる日・米・カナダ条約においては、むしろ逆に、西方に向って、そうしてその規制の海域を延ばそうという魂胆さえもうかがわれておる現状であります。こういう問題は、日米条約の改定に先だちまして、こういう問題の解決が先行すべき問題ではないか。さらに、吉田・ダレス書簡において、現在の中共政府は認めないという話し合いができているはずであります。
また日米カナダ条約で日本の船は行けない。北洋はソ連によって圧迫を受けている。どこに一体日本の漁船、漁師は行ってやればいいのだ。その操業する立場も圧縮されて、沼や池でとるような方面にまで押し込められてきている。こういうような国際的な漁場の圧縮とともに、国内的な問題としての処置も考えなければならない。
日本の最近の状況は、私が申すまでもなく、政府自体が困っている通り、日ソ漁業条約の問題ではラインを引かれる、それから日米カナダ条約においては、まだ百七十五度以東というものはいけないような線を引かれている、あるいは李承晩ラインの問題、そうしただびに非常に海上保安庁の諸君が苦労しておるわけです、日本の漁船を守り、航海の安全を期すために。
日米カナダ条約におきましても、十年という約束であるが、満限がきたならば、すでにこれは撤去してもいい、あるいは改正されるべき問題であろう。ソ連側の最近の出方を見ましても、われわれにだけ線を撤去するということを主張して、君らは、アメリカやカナダに対しては、そういう主張をしていないじゃないか、こういうようないやがらせのようなことも向うは主張してきておるわけであります。
私が申し上げるまでもなく、李承晩ラインしかり、日米カナダ条約におけるところのラインしかり、あるいは原子爆弾の実験によって抑制されるところの公海の自由の原則の制限、あらゆる点において日本民族の海への窓が閉ざされておるという今日、この問題について、さらにわれわれは一つのなわ張りを与えられたという点について、私は決して満足するものではありません。
その海さえも李承晩ラインであるとか、あるいは日米カナダ条約であるとか、あるいはビキニの爆弾の実験のための制限であるとか、こういうふうにだんだん狭められてくる。
もちろん駐留軍その他がおった当時の一つの強力なる外国の勢力のもとにわれわれとしては屈服しなければならない状況のもとに日米カナダ条約というものは結ばれたけれども、あれは、日米条約及び日米協定のいわゆるはしりとして、一番最初の条約として日米カナダ条約が結ばれたのでありまするが、今度も非常にわれわれの危惧することは、日ソ条約がこの漁業協定を一つの前提として結ばれるかどうかというところに大きな観点があると思
○千田正君 新聞その他に報ずるところによりますと、アメリカにおいて日ソ間の会談の交渉を開始しつつあるこの際に、私は日本の産業、ことに海洋における漁業の、特に北洋、これはただいまのところ総理も御存じの通り、日米カナダ条約によって一定の限度しかやれない。
しからば、外交的に日本の権益の、たとえば漁場の拡張であるとか、あるいは日米カナダ条約におけるところのある程度の条約、いわゆる日本の操業すべきラインに対するところの拡張であるとか、アメリカの国内におけるところの関税、日本の海産物の輸出、輸入に関する関税の緩和であるとか、そういう問題についての外交折衝をやっておりますかどうか。
○千田正君 更に最近北洋の問題につきまして、御承知の通りマッカーサーラインが撤去されて以来、日米カナダ条約等に基いて日本が紳士的協約を守る、こういう意味において北洋の漁業に対しては許可制をとつておる。
この日本の漁場の圧縮に対しまして、アメリカ側に対しまして、むしろこの際北洋におるところの日米カナダ条約の中から特にアメリカに関する分に対しての、いわゆる弾力性のある日本の立場を要求する考えを持つておられるかどうか。そういうような方向によつて外交転換をし、日本の漁業の利益を守るということを考えておられるかどうか、この点をお尋ねいたします。
新らしくワシントンにおいて日米カナダ条約に基くところの最初の委員会が開催されるのでありますが、今準備中でありましよう。或いはらつこ、おつとせいのような日本に棲息しない動物にまで屈辱的な日本で国内法を施行しておる、こういう改廃さえもできておらない。この敗戦後における日本のいわゆる農林行政は私は非常に破行的な、びつこな存在だと思つておるんです。